2013/11/17

oomaru seisakusho 2

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先日、原宿のcoromozaにて行われた「大丸製作所2」の講演に参加したので、そのレポを。



さて、「大丸製作所2」ですがご存知の方も多いと思います。
知らない方でも、名前だけは聞いたことあるような・・・と云う方も少なくはないでしょう。

最近ではメディアへの露出も目立ってきました。
OPENERShigh fashionなどに取り上げられています。
知らなかった!と、云う方は是非、ご一読下さい。おもしろいですよ。

ちなみに、この投稿でUPしてある写真も装苑1月号 ファッション業界ナビ2013 と云う特集で紹介されていたものです。(興味深かったので、コピーして保存しておいたのです。相変わらず、スキャンしたら白飛び黒潰れしてしまいました。すいません。)




大丸製作所2 について、簡潔な紹介文をcoromozaさんが書いていたので、以下にコピペします。

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今回特別にゲストはニューヨークのファッションの現場で活躍する大丸製作所2の
大丸隆平さんと永澤小百合氏をお招きして、一時帰国するこの機会にトークをお願いしました。
大丸さんはコムデギャルソンのパタンナーを経て、アメリカに渡り、
ダナキャランニューヨークでパタンナーを務め、2008年に大丸製作所2を設立しました。
パターン、縫製業務の他、デザイン・MDコンサルティングなども手掛け、
多面的な視点から様々なブランドのクリエーションを支えています。
パターンメーキングの技術の高さからラルフ ローレン、カルバンクライン、トム ブラウン
などの名だたるブランドがクライアントに名を連ねております。
CFDA賞(2011年)でファイナリストにノミネートされるなど注目のブランドの
クリーチャーズ・オブ・ウィンドにいたっては、パターンだけでなく、
マーチャンダイジングにも関わっています。
高い技術力を持つ三陽商会の国内工場の一つ、岩手サンヨーソーイングと、
引き合わせ3社協業のコートをこの秋、発売します。
ものづくりに対する思い、今の仕事に就くためにどんなことを学び、経験させたのか、
海外で仕事をするということはどういうことなのかなど、じっくりお話をしていただきます。
また今回伊勢丹の「クリーチャーズ・オブ・ウィンド」ポップアップショップの内装についての語って頂きます。
内装に洋服を着せるということは?
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コピペここまで。


私は、この講義に参加するまでは大丸製作所2は外注のパタンナー屋さんだと思っていたのですが、それは間違いでした。

パターン製作からサンプル縫製・量産段取り、企画・デザインにMDコンサルティングまで。!

あれ。?
一体全体、大丸製作所2ってどんな仕事しているの。?? なんて、思ってしまいませんか。



まず、興味深いなと感じた点は、New Yorkの地で「日本人のチーム」としてモノづくりをしているところです。
冒頭の集合写真の通り、日本人が多く、皆さんお若いです。!

大丸さんは、国内外でパタンナーとして働く中で、日本の技術力、繊細さ・丁寧さは必ず世界と勝負するキーになると考えていたそうです。
もちろん、そこまで考える人は多いと思います。 ただ、大丸さんは続けてこの様な話しもしてくれました。

「自分ひとりで請けおう仕事には限界がある。もし、自分が風邪で休んでしまえば、全てが止まってしまう。 だけど、みんながいれば回すことが出来る。 ひとりでは出来ない、みんなで出来る仕事がある。チームなら戦える」 、と。

この大丸さんの「チーム」を大切にする考え方は、NYでのパタンナー時代に経験したことが土台になっているそうです。
NYでは、組織として動いている日本人が少なく、横の繋がりが無いことに疑問を感じていた様です。

※ NY時代の話をされていた時は、あちらこちらから笑い声が漏れてきました。
ビザが取れない。マリーアントワネット。本気を出さないオバチャン達。 等々、ネタは尽きません。 


さて、会を通して、よく出てきたキーワードがいくつかありました。
「ライフスタイル」 「リアリティ」 「ニュートラル」などなど。

特に先の2つ。 「ライフスタイル」と「リアリティ」は、去る今年3月に渋谷ヒカリエにて行われた「カルチャーとしてのファッションと現在」と云うテーマの対談内容と通ずる点がありました。
ちなみにそちらの対談の顔ぶれは、honeyee.com編集長の鈴木哲也さん ・ UAメンズバイヤー兼ディレクターのPOGGYさん  ・ フォトグラファーのシトウレイさん ・ クリエイティブディレクターのムラカミカイエさんです。

どちらかと云えば、ヒカリエの時は「パリコレクションと日本」に通ずる方々の対談で、今回の大丸製作所2は「NYコレクションと日本」を切り口に話しが進みました。

そんな2つの会の共通項として出たのが「ライフスタイル」「リアリティ」でした。
ザックリ説明すると、"現代の多様化した価値観をどう捉えるか~"みたいな話しなんですが、アチラとコチラで意図せずに似た感覚で捉えているのだな、と。
話しの内容より、そのコトが興味深かったです。

ひとつ印象深かったのが 「川上まで見たい消費者が増えてきている」 と云う話でした。

アパレルで云う「川上・川中・川下」は大きく「素材・製造・販売」に分かれますが、「素材・製造」まで見たい。はたまた「哲学」や「バックグラウンド」を知りたい、つくり出している「人間」に触れたい消費者が増えている。と云うことです。

これは、上記の "現代の多様化した価値観" と重なる話しです。
「何に対価を払うのか」各個人、独自の審美眼を確立されています。もう、それは既に、価格やブランドではない、深いところを見ています。見られています。

おそらく、この感覚は「食」の世界が一歩先を進んでいるでしょう。
これからの世代、私たちが勝負する土俵はここにあると、私は考えています。



さて、
会の最後に大丸さんに、こんな質問をしました。

NYでのパタンナー時代、大丸さんは「自分の事しか考えていなかったが、ある時から人や地域について考えるようになり、大丸製作所2を立ち上げた」と、云っていましたが、そう考る様になったキッカケは何だったのですか。?
私が現在、自分の事だけで頭が一杯なので、お伺いしたいです。 、と。

頂いた回答は、この様なものでした。

NYでのパタンナー生活も安定してきて、このままやっていけそうだったが、「自分のルーツ」についてとても考えた。
NYにいて日本人としての誇りや伝統を再認識した一方で、日本の技術者同士の繋がりが乏しい現状に疑問を感じた。
先人の築いた文化や技術を僕らの世代が引き継いでいくことに興味が沸いた。 、と。


何故こんな質問をしたのかと云うと、
「人の為に」と云うワードをここ最近、頂くのです。
もちろん狙ってやることでは無いと思いますが、結果的にそうでありたいです。
私の尊敬する人たちが、そうである様に。

大丸製作所2では随時パタンナーを募集しているそうですよ。!
NYへGOしちゃいましょう。

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